初詣

 元日の朝、まず氏神様を詣でました。早い時間帯だったせいか、まだ人もまばらで、社務所での御神札や御守りなどの授与も開始されておりませんでした。社務所の窓口の横には「御守りが手に届くまで」というタイトルで、御守りに使う紙ができる工程が写真付きで説明されていました。何だか小学校の社会科の授業みたいですが、機械ではなく手で漉いた紙が使われていて、それだけでなく幾つかの神事を経ているということは知らなかったので勉強になりました。

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 本殿で参拝の後、おみくじも引きました。おみくじが置いてある台には手指消毒用のアルコールが設置してあり、尚且つ「おみくじを取る時にぐるぐるとかき混ぜるな」という注意書きもありました。ぐるぐるかき混ぜたい気持ちはやまやまでしたが、感染防止対策ならば仕方がないので、そのままひとつ取って開いてみますと大吉でした。「災自ずから去り福徳集まり誠に平地を行くが如く追手の風に舟の進むが如く目上の人の助けを受けて喜事があります 信神怠らず心直く行い正しくしなさい」とのことでした。

 そしてその後に岐阜市では最も参拝客が多い神社へ行き、やはり参拝の後におみくじを引いてみますと、なんとこちらも大吉で「興奮と刺激の多い時。幅広い交際が道の扉を開く。今こそ積極的に出れば大きく花開く像。口論議論避けて賢明。追い風を利用せよ。」と書かれていました。毎年参拝しているこれら二つの神社で、両方とも大吉であったことはかつて無かったように記憶しています。そして二つのメッセージに共通しているのが「追い風」です。ただぼんやりと待つのではなく、追い風が吹いた時にさっとそれに飛び乗ることができるよう、しっかりと備えておくことが大切なのだろうなと肝に銘じておきたいです。