グーグルマップとか

 会社のデスクの外線電話が鳴ったので受話器を取ると、「グーグルマップですが〜」と相手は名乗り、営業時間等を調査しているので協力して欲しい、と言ってきました。その電話の主は、どうやらうちの会社のことを何かを販売している店舗だと勘違いしているようで「営業時間は?」とか「土日は営業していないのですか?」と質問してきました。しかし、私も忙しいので、丁寧に説明する時間ももったいないので、適当に答えてすぐに通話を終了させました。グーグルマップで検索すると、お店の場合は営業時間や定休日の情報が記載されていて大変便利なのですが、そういった情報は1軒ずつ電話をかけて調べるという地道な超アナログな手法で作られていたのだなぁ、グーグルという先進的な企業でも、そこはアナログでしかできないんだなぁ。まあ、実際に電話をかけているのはグーグルが発注した先の下請け会社なんだろうけど。

 駅の近くで道ゆく人に声をかけている女性がいました。なるべく目を合わせないように離れた場所を通り過ぎようとしたのですが、ササっと近寄ってきたその女性にチラシを渡されました。見ると、世界の貧困層の子供が教育を受けることができるようにサポートする「ワールド・ビジョン・ジャパン」という非営利団体でした。毎月一定の金額を銀行口座やクレジットカードから引き落として寄付してくれ、ということらしい。確かに、貧困層の子供が十分な教育を受けることができるようにサポートするのは大切なことだとは思いますが、この団体がどんな団体なのか、あやしい団体じゃないのか、寄付したお金がちゃんと子供達のために使われるのか、といったことなどを家へ帰ってネットで調べた上で寄付するかどうかを判断したい、とその女性に伝えました。するとその女性が言うには、そうやって一旦この場を離れてしまう人の大多数は寄付をすることがないそうなのですが、知らんがなぁ。だからと言ってろくに調べもせずにお金を出す気にはなりません、とキッパリと言ってその場を後にしました。一応、後になってネットで調べてみたのですが、怪しい団体ではなさそう。でも、こういう海外への寄付でよくあるのが、寄付として届けられたお金や物資が、それを必要としている人や子供に届けられるのではなく、その地域を支配している勢力(例えば現在のアフガニスタンならタリバン)に渡ってしまい、その勢力が豊かになって、子供達や人々は貧しいまま、と言うパターンです。それを考えると、寄付しようという気にはなりませんし、そもそも日本にだって貧困に苦しむ家庭の子供はいるわけで、まずはそちらを支援したいという気持ちもあります。