会社で仕事をするということは、日々、上からも下からも横からも他者の評価の目に晒されるという側面もあるのでありまして、良い評価を得て嬉しいと思うこともあれば、その逆の結果になることだってあります。今日は「その逆」の方の日でありまして、少なからずダメージを食らったのでした。こういう場合にどういう心持ちでいれば早く立ち直れるのか、過去に出会った言葉の中から何かを思い出そうとして最初に心に浮かんだのが、ある禅のお坊さんの本の中にあった「まいっか」という言葉でした。この言葉を小さな声で呟いてみると、一瞬は心が軽くなるのですが、だからと言って目の前の現実がなくなるわけではありません。何か小さな失敗をして、例えば買い物で受け取ったおつりがよく見たら100円少なかったとか、カレーうどんを食べていたらおつゆが跳ねて白いシャツにシミが付いたりとかだったら「まいっか」でも良いのかもしれませんが、さすがに会社の仕事となるとそういうわけにもいきません。次に思い浮かんだのが、ある医師が言っていた「それはそれとして」という言葉でした。「それはそれとして、じゃあどうすれば少しでも良くなるのか」という方向へ思考が切り替わるので、この言葉はなかなか良いかもしれません。