苦手な発音

 通勤で利用している電車のうち、中部国際空港へ向かったり、逆に空港から来る電車の車内アナウンスは日本語の他に英語、中国語、韓国語でも行われます。中国語と韓国語はダメですが英語は勿論聞き取れて意味も分かるのですが、いつも気になる部分があります。「神宮前」という熱田神宮の前にある駅があるのですが、日本人なら「じんぐうまえ」あるいは「じんぐーまえ」と発音するところを、英語ネイティブは「じんぐまえ」と発音している、つまり「ぐ」の次の「う」または「―」と伸ばす音が落ちているのです。これと似たような例で、先日、SKIDROW(スキッドロウ)というアメリカのロックバンドのファーストアルバムの中の”Here I am”という曲を聴いておりましたら、歌詞の中にsupermanという言葉が出てきて、日本人であれば「スーパーマン」と発音するところをボーカルのセバスチャンは「スパマン」、実際にはほとんど「スッパマン」と言っており、アラレちゃんに出てきた「梅干し食べてスッパマン!」を思い出してしまったのですが、ここでもやはり「ス」の後の「ー」と伸ばす音がありませんでした。どうやらあいつら(アメリカ人)は「―」と伸ばす発音が苦手なのかもしれません。日本人に苦手な発音があるように、江戸っ子が「ひ」と「し」の発音の区別が苦手なように、アメリカ人にも苦手な発音があるのは考えてみれば当然なことかもしれません。


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