駅前の書店の新書コーナーは割と充実していて、冊数も多いです。出たばかりの新書は表紙が見えるように陳列されていて、新しいのが出るたびにどんどん入れ替わっていくのですが、それを見てまわるだけで読みたい本が数冊はあります。勿論、それらを全て読むだけの時間は残念ながら無いので買わないのですが、先日はどうしても読んでおきたいと思った本がありましたので買いました。『中国人が日本を買う理由』という日経から出ている新書です。このタイトルを見た時、中国が日本の土地や建物などの不動産をどんどん買い占めてやがては日本を乗っ取ろうとしている、という内容なんだろうな、と勝手に思い込んでいたのですが、読んでみたら全くそんなことはなくて、日本のサービスや観光地の素晴らしさ、レベルの高い医療を多くの人が受けることができること、文化レベルの高さ等々、様々な分野において中国よりも日本の方が優れていることを延々と褒めちぎっておりました。あまりにもベタ褒めなので、何か裏があるに違いない、と穿った見方をしてしまうほどでした。ただやはり中国の富裕層が日本のマンション等の不動産をどんどん買っていく現状は気になります。不動産業者はそれで潤うのでしょうけど、外国人の不動産売買に関しては規制を設ける必要があると考えます。