お好み焼きとたこ焼き

 お好み焼きソースで有名なオタフクソースがパリに欧州初の支店を設けたとの記事が日経に載っていました。日本食レストランなどにお好み焼き用のソースを売り込んで食文化の普及も目指しているのだそうです。広島市中心部のお好み焼き屋は多くの外国人観光客が訪れて行列ができて人気を集めているので、欧州においても需要があると見込んだらしいです。他にも美味しいものがたくさんあるパリで、果たして本当にそれほどの需要があるのか心配ですが、欧州には日本食レストランが約1万6千店あるので、それらへ売り込んで販路を拡大していく戦略のようです。

 お好み焼きと言えばたこ焼きですが「たこ焼きが高級品になる日」という記事が同じく日経に1週間ほど前に載っていました。たこ焼きに使うタコはアフリカ方面で獲れるマダコなのだそうですが、欧州や中国でパエリアやアヒージョの具としての需要が高まり価格が高騰し、外食産業で使われることが多いA2等級の和牛よりも高くなってしまっているのだとか。このままいくと、従来のように気軽にタコ焼きなんて食べることができなくなる日が本当に来るのかもしれないなあと思いつつ、スーパーで冷凍のタコ焼きを買って帰ったのでした。