秋めいて

 日中の気温はまだ30℃を超えるとはいえ、さすがに9月も下旬に入ると朝晩は涼しいと感じられるようになりました。会社から帰って自分の部屋に入って温度計を見ると、先月は35℃を超えている日が珍しくなかったのですが、最近は30℃を下回っていることもあります。それでもエアコンをつけて、そのまま眠ってしまい、明け方に寒くなって目が覚めるというパターンが多いです。

 この季節になると、まるで秋の風物詩のように「ノーベル文学賞は誰がとるのか?」に思いが馳せられます。かつてこの時期には雑誌が村上春樹を特集したり、書店では村上春樹コーナーが設けられたりしていたものですが、今ではそのようなフィーバーはほとんど見られなくなりました。私の予想では、少なくとも今後2、3年は村上春樹がとることはないけど、それ以降は可能性が高まるような気がします。何の根拠も無い、ただの勘ですけど。

 村上春樹といえば、今年の春に出された『街と、その不確かな壁』の愛蔵本が300部限定で秋に発売され、発売2か月前に予約受付を行う、とのアナウンスが新潮者からありました。しかし、頻繁にネットでチェックしているのですが、愛蔵本の予約受付の情報は見当たりません。いったいどうなっているのか。