- 作者: リベラル社
- 出版社/メーカー: リベラル社
- 発売日: 2011/09
- メディア: 単行本
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これは、犬の育て方全般に関する本で、私自身は犬を飼っていないにもかかわらず、とても興味深い内容だったので一気に読んでしまいました。犬の受け入れ、躾、健康管理など基本的なことから、犬の老後のことまで順を追って解りやすく書いてあり、非常に中身が濃いけれど、読みやすかったです。すぎやまさんのイラストもとってもカワイイ。犬を飼うなら、これ1冊あれば取り敢えずは大丈夫なんじゃないかと思いました。
ひとつ印象的だったのは、犬の躾において叱ったり体罰を与えるのはNGで、上手く出来たら褒めてあげることでいろんなことを身につけさせる、ということでした。これは多分、人間にもあてはまることかも。子育てに限らず、大人になってからも、何かを身につける、人間関係を良くする、職場での仕事をうまくこなす、ということにおいて「褒める」ことは重要だし、「褒める」という要素をどれだけ盛り込むかをその都度見極めるのがポイントだと思いました。
それから、この本を読んで「犬を育てるのってこんなに大変なことなんだ」と認識をあらたにしました。ちゃんとステップを踏んでいけば決して難しいことではないのでしょうが、非常に根気がいることだと思いました。ペットを飼うことに関しては、とかく「可愛い」という面だけが強調されがちですが、生半可な気持ちではなく、それなりの心構えというか覚悟が無いと犬を飼ってはいけないんだな、と思いました。