犬の名前

 「マイケル」という名前は、日本では犬や猫などのペットの名前に使われることがありますが、それを知ったイギリス人の知人が「信じられない。ありえない。」と驚き、呆れていました。「えっ?何でダメなの?」と思って話をきいてみると、Michael(マイケル、ミカエル、ミハエル、ミッシェル)は、キリスト教における天使の名前で、しかもかなり位の高い天使らしく、キリスト教だけでなく、ユダヤ教イスラム教にまで登場する偉大なる存在とのこと。それをあろうことか、犬の名前にするとは、まったく日本人って…、ということらしいのです。もしも日本の神話に出てくるような神様の名前が、どこかよその国の犬や猫の名前として使われていたら、やっぱり「それはダメでしょ!」って思うでしょうから、そのイギリス人の知人が驚くのも当然かもしれません。
 日本人からすると「マイケル」って、何だか「気さくで、いいやつっぽい外人の名前」みたいなイメージがあるし、随分前には(相当前ですけど)マイケルという名前の踊る猫が登場する漫画があったりして、ペットにマイケルという名前を付けることに何の疑いも持たなかったのだと思います。
 では、実際に日本ではどんなペットの名前が多いのか、検索してみたら、アイリスオーヤマさんのサイトに犬の名前ランキング(2010年)がありました(http://www.iris-pet.com/wan/event/ranking2010/5.html)。今、こういう名前が流行っているとは知りませんでした。人間(赤ちゃん)の名前の人気も時代とともに変わるのだから、家族の一員であるペットの名前にもトレンドがあるのでしょうね。