ちょっとした(?)ぜいたく

今週のお題「ちょっとしたぜいたく」
 2か月ほど前、急に平日にお休みが取れて時間ができたので「そうだ、お伊勢参りに行こう!」と思い立ち、行ってきました。名古屋から近鉄特急に乗って伊勢市駅で下車し、外宮→猿田彦神社月讀宮つきよみのみや)→内宮の順に廻ってきました。各神社の間はタクシーで移動したのですが、この運転手さんがとても親切な方で、猿田彦神社月讀宮でお参りしている間はメーターを止めて待っていてくれるし、車の中では近隣の各神社についていろいろと解説をしてくれました。「この○○神社の神様は、△△神社の神様の息子で、更に□□神社の神様とも関係が深く…」という具合に、まるで自分の親戚の家族構成を説明するかのような親しみを込めた口調で語ってくれました。その運転手さんによると、最近は猿田彦神社月讀宮→外宮→内宮の順(だったと思います)に廻る若い女性が多いとか。この順番だと「行って、戻って」という遠回りのルートになるのですが、スピリチュアルカウンセラーの某E氏がこの順で廻るので、それと同じように参拝することを希望するのだとか。私は、そこまでの拘りは無いので、順番はさして気にしませんでした。
 で、「ちょっとした(?)ぜいたく」というのは内宮で御神楽付きの御祈祷を受けたことです。たまたまその日のその時間は、神楽付の御祈祷を希望した人が他にいなかったため、かなり広い神楽殿の畳の上に私ひとりがポツンと正座し、5人の男性が笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、琴、太鼓で厳かに雅楽を奏で、目の前の舞台の上では、うら若き4人の巫女さんが美しく舞い、更に「供物の上げ下げ係」の2名の巫女さんが出たり入ったりしていました。そして、最初に挨拶した方とは別の白装束の宮司さんが祝詞(のりと)をあげてくださいました。いくばくかの料金を支払っているとはいえ、私ひとりのためにこのような大掛かりな御祈祷を行ってくださるとは、もったいなくて仕方がありませんでした。これに恥じぬように、一生懸命に生きていかねば、と身が引き締まる思いでした。ちょっとした、というよりも「ごっつい贅沢」だったかもしれません (^^;)

 その後、おかげ横丁赤福に立ち寄ったのですが、かなり混雑していたので諦めて、少し離れた所にある「五十鈴川カフェ」へ行き、コーヒーと月見冷やしぜんざいを戴きました。このお店は、五十鈴川に面しており、窓際の席から清らかな川の流れを見ながら、ほっと一息つく時間は、ちょっとした贅沢だなぁ、と思いました (^^)

季節外れの写真でごめんなさいm(_ _)m