お相撲さんたちとの遭遇

 今年の1月に伊勢神宮を参拝した際に、私の身内のある人に関して物事がうまくいきますようにと代理で御祈祷を受けてきました。そしてめでたく良い結果が出たので、本人の努力や能力が大きいのはわかっていますが、いちおう伊勢神宮へお礼参りに行ってきました。

 まず外宮へ行きました。いつもならその後にタクシーで月讀宮などの別宮や猿田彦神社へ寄ってから内宮へ行くのですが、ちょうどその頃になって雨が降ってきたこともあり、そのまま内宮へいくことにしました。

 内宮へ着くと何故か宇治橋が一時的に通行止めとなっていて、たくさんの人で混雑していました。誰か偉い人が通るのだろうか?、と思って雨の中を傘をさして待っていると、突然、マワシ姿の大相撲の力士たちが登場しました。横綱白鵬日馬富士をはじめ琴欧州把瑠都などの大関陣が次々と目の前を通り過ぎていきました(後で調べてみたら、この日は内宮のすぐ近くの神宮会館で奉納相撲が行われるとのことでした)。そして正宮へ続く道の途中にある広場で両横綱の土俵入りが披露されました。私は決して大相撲の熱心なファンというわけではないのですが、なんせミーハーな性格ですし、お相撲さんたちを生で見る機会なんてそうは無いので、じっくりと見学させてもらいました。大勢の一般人が見守る中、力士たちは基本的に黙って前へ進んでいくのですが、把瑠都なんかは「把瑠都〜っ!」という誰かの掛け声にニッコリ微笑んで軽く手を挙げる気さくなところがありました。

 それにしても、相撲という日本の伝統を伊勢神宮というこれまた歴史と格式のある場所で行っているのが、ほぼ全員ガイジンというのは何だか複雑な心境になってしまいます(よくよく思い返してみたら、稀勢の里琴奨菊という2人の日本人大関もいました。でもあまり目立っておらず、存在感が弱かったように思います ^^;)