私が住んでいる地域では、夕方から激しい雷雨に見舞われました。朝は傘を持って出掛けなかったのですが、会社のロッカーにはビニール傘が3本ほど置いてあるので慌てることはありませんでした。
普段は会社から駅まで歩いていくことが多いのですが、さすがにこの雨の中を歩くとズボンと靴がビショビショになってしまうだろうし、雷に打たれる危険も無いわけではないので大人しくバスに乗ることにしました。
運転席の真後ろの席が空いていたのでそこに腰を下ろし、iPodでピアノジャズを聴きながら本を読んでいたのですが、バスがバス停に止まると、さりげなく視線をあげて乗り込んでくる客をそれとなく観察していました。傘を閉じながらステップに足を乗せ、片手に傘を持った窮屈な体勢で財布からお金を取り出して運賃を投入する（あるいはICカードをタッチする）という一連の所作にその人の個性が無意識のうちに表れるので見ていて面白いのです。とりわけ女性の場合には「女性っぽい身のこなし」的なものが見て取れたりすると風情があっていいな、なんて感じるわけなのですが、残念ながら今日は「雨が降ろうがあたしゃ関係無いからね」とでも言わんばかりにズンガズンガと突き進んで来るような人ばかりでした。そりゃまあ、8時間もつまんない仕事した後ならさぞかしストレスが溜まり、身のこなしにいちいち気を配る余裕はないんだろうなということがじんわりと伝わってきて、今週もお仕事お疲れさまでしたという気持ちになりました ^^;)
