ウイルスに注意

 他の会社でも同様でしょうが、うちの会社の情報システム部もウイルスに感染して情報が漏洩することに対する危機意識が高く、外部からのメールに添付されたファイルを開いてしまってウイルスに感染したという過去の他社の事例を紹介して注意を呼びかけています。この注意喚起のメールがかなり頻繁に送られてくるのですが、ちょっと前までは海外からの英文のメールで「請求書を添付したのでファイルを開いてください」とか「支払い方法が変更となったので、添付ファイルに書かれた手順に従って手続きしてください」といったものが多くあったのですが、今週になってからは、熊本地方での地震に関連しているかと思わせてファイルを開かせる手口が今後出てくることが考えられるので注意してくださいとの連絡がありました。5年前の東北の震災では、地方自治体とか支援団体を装って、いかにもそれらしい文面で信用させてファイルを開かせてウイルスに感染させ、遠隔操作などで情報を盗み取るという手法が実際にあったそうです。
 ウイルスに感染させようとする手口は勿論どれもいけないのですが、こういう災害に乗じて、人の善意につけ込んだりする方法には、一段と強い憤りを感じます。