グランクラス初体験

 
 仙台から東京へ向かう新幹線「はやぶさ」のグランクラスに乗ってみました。グランクラスとはグリーン車の更に上の車両です。料金は、仙台・東京間で、乗車券も含めた総額が普通車だとだいたい1万円、グリーン車だと1万5千円、グランクラスだと2万円。つまりグランクラスは普通車の2倍の料金ということになります。

 いったいどんな豪華な車両なんだろうと期待に胸を膨らませながら仙台駅に入ってきたはやぶさグランクラスに乗り込みました。
 座席は1列に3席(2人掛け、1人掛けが各1ずつ)で、私は1掛けの方に座りました。するとすぐに客室乗務員の女性がやってきておしぼりを渡してくれました。このおしぼりは、グリーン車のような紙製(?)ではなく、ちゃんとしたタオルで、やや大きめで、温めてありました。

 そして、次に軽食のサービスがありました。これはグランクラスの料金に含まれています。和風と洋風のどちらかが選べるようになっていて、和風軽食は幕の内弁当を小さくしたようなもので、洋風はサンドイッチ(この日はカツサンド)で、私は和風を選びました。飲み物はビール、ワイン、スパークリングワイン等いろいろ取り揃えてありましたが、ビールを注文。ほどなくして、客室乗務員が軽食と飲み物を座席に届けてくれました。ちなみにこの客室乗務員はグランクラス車両だけを担当し、飛行機のCAのような感じで接客しておりました。

 和風軽食の弁当は、沿線の名産品を取り入れたおかずが何種類か入っており、上品な味付けで美味しゅうございました。ビールは、ちゃんとグラスが付いてきました。さすがに「おひとつどうぞ」などと言いつつグラスに注ぐところまではしてくれないので手酌でしたが ^^;)

 食べ終わった頃合いに、こんどは食後の飲み物の注文をききにきたのでホットコーヒーをお願いしたら、デザート(この日のデザートは苺のパウンドケーキ)も一緒に付いてきました。コーヒーは淹れたてのフレッシュな香りでしたし、紙コップではなくて耐熱ガラスのカップに入っていました。
 飲み物については一応「飲み放題」で、ビールもワインもコーヒーも何杯でもおかわりしてよいことになっているのですが、客室乗務員のオネーさんが頻繁に通りかかるわけではないので、実質的にはそれほどたくさんおかわり出来るわけではないようでした。 

 座席は、普通車やグリーン車よりも高そうなイスで、リクライニングの調節も細かく出来るようになっていました。

 というように、とっても贅沢なグランクラスで、まるでどこかの大金持ちか東京都知事にでもなったかのような気分でした。料金が高いので、そう毎回毎回乗ることは出来ませんが、機会があればまた乗ってみようかな。