北陸へ (7)

 どこへ旅行するのであっても、ある程度荷物の量が多いと、それをどうするかという問題は避けることが出来ません。今回の金沢への旅行では駅前のホテルに連泊したので、出掛ける際には部屋に大きな荷物を置いておけば良かったです。しかし、これが例えば1泊の場合はどこかへ預ける必要が出てきます。ホテルが自分が利用する駅に近ければフロントに預けることも出来ますが、遠いとそういうわけにもいきません。
 そこでコインロッカーを利用することになるのでしょうが、これが必ずしも設置数が十分でないのが一般的のようで、例えば名古屋駅構内にあるコインロッカーは、旅行客が多いシーズンにはほぼ全てのロッカーが使われていて、空きを見つけるのが困難な状態になります。
 しかし、今回訪れた金沢駅にはコインロッカーがかなりたくさん設置されていて、まとまった数のロッカーが駅構内のいろんな場所に配置されていましたし、下の写真のような数十メートルに渡ってコインロッカーがズラ〜ッと並んでいる場所もあり、土曜日曜であってもまだ余裕があるようでした。

 また、今ではほとんど見かけなくなった、人員が対応する「荷物預かり」の窓口があり、コインロッカーには収まらない大きな荷物(スノーボードとか)も預けられるのは便利なのでしょう。

 コインロッカーの設置数などは、おそらく後回しになりがちな課題なのでしょうが、そういうところでもちゃんと利用者の目線で見て対応しているところはとても良いし、「おもてなし」の体制が整っているなぁ、やるな金沢、とまた一段と金沢に対する好感度が上がりました。2020年のオリンピックで東京方面から観光客がドッと流れ込んでくることも想定しているのでしょうか。他の都市でも見習うべきことのひとつだと思いました。