和暦と西暦

 昭和の時代には、何年かを言ったり書いたりする際には和暦を用いることが、つまり西暦で「19〇〇年」ではなく「昭和△△年」とすることが多かったような気がします。昭和64年がちょっとだけあって、すぐに平成に切り替わったりして、和暦を使うことに煩わしさを感じ始めたせいか、西暦を使用する頻度が増えて言ったように記憶しています。今では、会社で報告書等を作成する際も西暦で表記することが多くなりましたが、例えば役所関係の書類ですと和暦であることも少なからずあります。
 そもそも日本独自の暦を使うのは、日本の歴史を尊重し、敬意を払う気持ちの表れでもあるのでしょうから、一般の人々が西暦を使っていても、例えば皇室関係の方達は和暦を使うことが多いのかと勝手に思っていました。そうしましたら、この度の皇室の方の婚約発表の記者会見で、プロポーズはいつだったか、という質問に対して「2013年の〜」というふうに西暦で答えていたので、少し意外でした。
 オリンピックやワールドカップの年号は当然西暦で表記しますし、そう言った国際的なイベントが増えてくると、どうしても西暦を使う方が便利なのかもしれません。