名探偵コナン 岐阜市編

 夕方、スポーツジムでトレーニングをしていましたら、室内の高いところに設置してあるテレビで『名探偵コナン』が放映されていました。コナン君については特に興味は無かったのですが、今回のエピソードの背景がどこかで見たことあるなぁ、と引っかかったのでそのまま見続けていると岐阜城長良川の鵜飼のシーンが出てきました。後で調べて見ましたら、織田信長岐阜城入城と岐阜命名450年を記念したイベントの一環として名探偵コナン岐阜市編が制作されたのでした。
 スポーツジムのテレビは音声が出ないようにしてあるので、詳しい内容は分かりませんでしたが、映像から推測すると、コナン君とその同級生達が夏休みを利用して岐阜へ遊びに来て、そこで事件に巻き込まれ、地元の警察(岐阜県警)と協力して解決する、といったストーリーのようでした。
 ネットでこのエピソードの感想を調べてみましたら、今回登場する岐阜県警の刑事が話す岐阜弁に強い違和感を覚えたという声が地元民から殺到したとのことでした。私は音声は聞いていないので実際にどうだったのかは分かりませんが、ネット上に寄せられた意見から判断すると、岐阜弁というよりは名古屋弁に近かったらしいです。まあ、地元民がそういうことに違和感を抱くのは仕方がないことかもしれません。映画とか、ある程度制作費をかけたテレビドラマだと「方言指導」を専門に担当するスタッフがいますが、毎週放送しているアニメにそこまで手間をかける時間もお金も無かったのでしょう。それに、岐阜のような超ローカル地域の言葉が本当はどういうものかなんて、地元民以外にとっては完全にどうでもいいことだと思います^^;) 例えば関西弁だって、大阪と奈良、神戸ではそれぞれ特徴があるのでしょうが、他の地域の人からすれば、どれも関西弁というカテゴリーに入る言葉であって、細かい違いには注意を払わないでしょうし、仮に鳥取県警の刑事が島根地方のアクセントで喋っても大した問題ではないでしょう。今回の岐阜弁が名古屋弁みたいだったことだって、もしかしたらその刑事は名古屋生まれだけど、中学2年の時に父親の仕事の関係で岐阜へ引っ越してきて、その後岐阜大学へ進学し、青春時代を過ごした岐阜という土地がとても気に入ってしまい、卒業後に岐阜県警に就職したので、岐阜弁と名古屋弁が混じっている、という設定かもしれないですし。