会社からの帰り、最寄りの駅に着くと改札の前にホワイトボードがあって、事故のため運転を見合わせている区間があると書いてありました。その区間は私が帰る方向とは逆だったので関係無いやと思っていたら、そんなことはなくて、そちらから来るはずの電車が来なかったり遅れたりする関係で、ホームはたいへん混雑していました。ちょうど岐阜行きの電車が停車していて既に車内は超満員。普通であればとても乗れそうにないのですが、これを逃したら次に電車が来るのはいつか分からないのでとにかく無理やり体を押し込んで何とか乗車しました。私がこれまでに経験した中で最高度のギュウギュウ詰め状態で、左右方向と後ろからドアに押しつけられる格好になっていました。電車が揺れるたびに後ろや左右から押され、この感覚は何かに似ているなあと考えていたら思いあたりました。脚に装着して空気を送り込んで圧迫することによりマッサージをするエアマッサージャーのようでした。あれの全身バージョンがあったらきっとこんな感じなのかもしれないなぁ、これは案外気持ちが良いものだなぁ、マッサージに行こうと思っていたのでちょうど良かった、などと思っているうちに電車は最初の停車駅に到着し、そこで乗客の半分ほどが降りてしまい、エアマッサージャー状態ではなくなってしまい残念でした。
