アクション映画

 ハリウッドのアクション映画は、毎年次から次へと作られては上映されたりレンタルされたりするものの、観るに値する作品はほとんどありません。アクション映画ファンであり、アクション映画に関してはかなり贔屓目な態度をとっている私がそう思うのだから、一般の人から見ればアクション映画はゴミのようなものかもしれません。アクション映画が凋落の一途を辿っている理由のひとつに新人の若いアクション俳優が育ってこないことがあると思われます。そして若い世代が育ってこない理由は、おそらくは年寄りのアクション俳優がいまだに第一線から退かないからかもしれません。そんなある意味「老害」の代表格とも言えるリーアム・ニーソン主演の『マークスマン』という映画をレンタルで観てしまいました。リーアム・ニーソンは今月上旬には70歳の誕生日を迎えます。この映画の中では元海兵隊の狙撃兵という設定ですが、そんな爺さんがメキシコの麻薬カルテルの屈強な輩をぶちかましていくというストーリーはいささか無理があるように思えてなりませんでした。こうなったらもう、リーアム・ニーソンは引退なんかしないで、80や90になっても超人的な強さで悪を成敗するヒーロー役として、アクション映画の新境地を切り開いていって欲しくなってしまいました。


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