感極まって

 インスタグラムのリールには様々な動画が流れてきます。先日は「サプライズで子供に犬をプレゼントした時の反応」を撮影した動画が立て続けに数本ありました。映っているのは、話している言語およびそのイントネーション、それと外見からアメリカ人と思われます。恐らくは日頃から子供が「犬が欲しい、犬が飼いたい、ねぇダディ、お願いだからぁ」と繰り返し言っていたのでしょう。そして「しゃあないなぁ、そこまで言うんだったら」と思った親が子供に内緒で犬を入手してきてプレゼントして驚かせるわけです。そこで意外だったのが犬を受け取った時の子供たちの反応でした。すごく欲しかったものが手に入ったら、それがとりわけアメリカ人の場合は、大喜びではしゃいでキャハハと笑いながら飛び跳ねたりしそうなイメージがあったのですが、実際には多くの子供が嬉しさのあまり、感極まって泣いちゃってました。これは私が抱いていたステレオタイプアメリカ人のイメージとは真逆の反応だったので、かなり驚きました。下の写真はその時の模様ですが、これだけを見ているとむしろ「犬を手放さねばならなくなってしまい(犬が飼えない環境に引っ越すことになったとか)、嘆き悲しむ子供」みたいです。こういうシチュエーションでは逆に日本の子供の方が涙なんか流さないのかもしれません。