パネトーネ

 高校生の時、シチリア島に住んでいるイタリア人の女の子(同年代)と英語で手紙のやり取りをしていたことがありました。手紙の中では、お互いの国の文化などについて紹介し合うことがあり、どんな内容の手紙を書いたり、受け取ったりしていたのか、細かい事までは覚えていないのですが、そのイタリア娘からの手紙に、彼女の国では、クリスマスシーズンにpanettone(パネトーネ)という菓子パンを食べる習慣がある、と書いてあった事がとても印象に残っています。
 「パネトーネとは、いったいどんなパンで、どんな味がするのだろうか?」と、興味が湧いた当時高校生だった私は、学校の帰りにパン屋さんをいくつか廻って、あるお店(確かドンクだったと思います)でパネトーネを見つけて、ちょっと高かったけど購入し、家へ帰って「これがイタリアの味なんだぁ…」と、遠い国イタリアに思いを馳せながら、その少し甘酸っぱさのあるパンを味わったのでした。


 その時以来、パネトーネを口にすることは無かったのですが、たまたま今日、株式会社コモというメーカーのパネトーネが売られているのを目にしたので、買ってみました。価格は1,000円で、パネトーネとしては安い方だと思います。早速食べてみたのですが、高校生の時に食べた「思い出の中の味」とは、ちょっとイメージが違うように感じました。


 今は、楽天やアマゾンなどの通販でも、数多くのメーカーのパネトーネが販売されているようですので、口コミ評価などを参考にしつつ、あらためて買ってみようかと思いますし、いつかは、イタリアへ行って本場の味を確かめてみたいです (^^)
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