また来年 (^^)

 日本時間の午後8時過ぎに発表されるというノーベル文学賞村上春樹が受賞するのか、朝から気になって仕方がなく、山中教授の時のように駅前で朝日新聞の号外が配られたら絶対に入手して記念にとっておこう、と思っていました。きっと、朝日新聞の印刷所は受賞が決定し次第すぐに輪転機を回せるようにスタンバイしていたことでしょう。しかし今年もまた、輪転機が回ることはありませんでした。

 でも、「今年も受賞を逃す」という知らせをきいても失望とか落胆といった気持ちにはならないのが面白いところです。「受賞=良い。落選=ダメ」といった単純な図式ではなく、どのような結果になろうとそれなりの楽しみが味わえますし、そういった感情は、おそらくは今や日本のみならず世界中にいる村上春樹ファンが共通して抱いたものではないかと想像してみたりします。

 ところで、今回受賞した莫言氏については全く知らなかったのですが、興味が湧いてきたので書店で見かけたら手に取ってみようと思います。