寒さ

 アメリカは物凄い寒波に見舞われているらしく、温かいコーヒーを空中高くに向かって「えいやっ!」と撒き散らすと一瞬で凍結して細かい氷の粒となって落ちてくる、なんていうウワサも耳にします(ま、アメリカ人は「えいやっ」とは言わないでしょうけど)。

 日本でも寒さはグッと厳しさを増しており、私が住んでいる地域でも小雪が舞っていたりします。年齢を経るごとに寒さに対する耐性は少しずつ低下してきている実感があり「ああオレも年だなあ・・・」と悲観的なことを思わないまでも、それはそれで素直に受け入れて相応の寒さ対策をしてなんとかしのいできました。

 ところが今年の冬は、特にここ1週間ほどは、寒さが一段と厳しくなったにもかかわらず全然平気というか、この寒さを心地よく感じさえします。ちょうど真夏の暑い日にクーラーのきいた部屋へ入った時に感じるひんやりとした気持ち良さに似ているかもしれません。特に何か体に良いことを最近になってあらたに始めたわけではなく、仕事が忙しくて睡眠時間が少なくなっているのでむしろ体調は良くない方へ傾いていてもおかしくないのですが、何故かまさかの絶好調なのです。もしかしたら、体の神経の配線がおかしくなって「体調が良い」と錯覚しているだけなのかと疑ってみたりしましが、どうもそうではないらしいですし。
 ひとつだけ思い当たるのは、先日の記事にも書いた「後ろ向き歩き」をする時間を取るようにしたことです。と言っても、周りに誰もいない時に5〜6歩程度後ろ向きに歩いていみるということを1日に何度か行っているだけですが。もしかしたら後ろ歩きによって何かが刺激されて体調が良くなるスイッチが入ってしまったのかもしれません。果たしてどうなのか、もう少し様子を見ようと思います。