暫く前のポッドキャスト

 午前中は名古屋の歯科クリニックで先月治療した歯の様子をチャックしてもらいました。移動途中に昨日の記事に書いた平野啓一郎さんのラジオ番組をポッドキャストで聴きました。古いものから順番に聴いていて、昨日聴いたのは1年以上前に放送されたもので、その中でたまたま音楽の詩について話しているところがありました。そこで平野さんが、イギリスのブックメーカーノーベル文学賞の候補としてボブ・ディランを上位に挙げているけど、さすがにそれは無いんじゃないか、みたいなことを言ってまして、ああやっぱり一流の作家でさえボブ・ディランの受賞というのは全くの想定外だったんだなあと思いました。

 続いて、内田樹先生と名越康文先生の『辺境ラジオ』の半年ほど前にポッドキャスト配信されたものをあらためて聴きました。その中でアメリカ大統領選挙について話している場面があり、クリントン候補のメール問題について、政府の公式アカウントではなくプライベートのアカウントを使うことがそんなに問題なのか、何がいけないのかよく分からないと両先生が仰っていました。私もこれについては、プライベートのアカウントだと政府の公式アカウントに比べるとセキュリティ面で劣るために機密事項が漏洩する恐れがある、という点が問題なのかと思っていました。しかし実際のところは、クリントン家は中国から莫大な金を受け取っていて、その見返りとして様々な便宜を図っており、そういったことを政府のアカウントでやり取りすることが出来ないのでプライベートアカウントを使っていたというのがどうやら真相のようです。そう考えると、金に目がくらんで中国に操られるヒラリーが大統領になるよりは、まだトランプの方がましなのか。一方のトランプだってロシアと通じているので、ましとは言えないのか。