特別賞与

 うちの会社の前年度の業績が好調だったため、全社員に特別賞与が支給されました。支給額は0.5か月分で、金額的には結構多いです。この特別賞与が支給されると発表されたのは先月中頃で、それを知って勿論みんな喜びましたが、多くの既婚男性にとっての最大の関心事は、それが現金で直接手渡されるのか、あるいは銀行に振り込まれるのか、という問題でした。こういったことは何年か前にもあって、それについてブログに書いたことがありますが、現金で支給されれば奥さんに知れらることなくお小遣いを手に入れることが出来ます。今回は「どうやら銀行振込らしい」という憶測が1週間ほど前に伝わってきて、職場の既婚男性達は「なぁ〜んだ」と落胆しておりました。
 ところが前日になって「現金で直接手渡されます」と発表されると皆んな大喜び!前回の時もそうでしたが、それなりの役職にいるエライ方から「現金支給にしろ!」という政治的な圧力があったというのが専らの噂です。彼らにとって、そのお金を全部懐に入れることが出来るか、それとも自分の前を素通りして奥さんのもとへ届いて生活費等になるのかでは天と地ほどの差がある切実な問題なのでしょう。そういう彼らの姿を見るにつけ「ああ、独身で良かったぁ (^o^) 」としみじみと感じる私でした。
 独身者にしてみれば、決して少なくない金額を現金で受け取って銀行なり自宅へ行くのは、「途中で失くしたらどうしよう」という心配がありますから、銀行振込の方が便利でありがたいのですが。会社側としても、現金を数えて封筒に入れて、それを管理して、という余計な手間とコストが掛かるわけですので、出来れば銀行振込にしたいのでしょうけどね。