香りと風味

 風邪などで鼻が詰まっている時に「匂いが無いと味が分からない」みたいなことはこれまでによく耳にしてきましたが、私自身は風邪で鼻が詰まっていても、僅かながら匂いを感じ取れていてのか、味が分からないという事態に陥ったことはありませんでした。
 しかし、今回の手術の後、鼻に詰め物をしている間は嗅覚が完全に機能しない状態になると、食べ物の味がいつものと全然違うことに気が付きました。バナナなんてそんなに香りがキツイ果物ではないのに、香りが無いと全く別の果物のように感じます。コーヒーは比較的香り高い水出しコーヒーを飲んでも、普段は美味しいと感じていたのに、全く味気ない飲み物でしかありませんでした。味覚における香り・匂いの役割の大きさを再認識しました。

 手術後、2〜3日経つと、体が少しずつ回復してきたのを感じます。鎮痛剤を服用しているせいか、胃がスッキリせず、食欲はまだ完全ではありません。しかし、体が回復するためにはしっかりと栄養素を摂取しなくてはならないので、なるべく栄養価の高い食材を選んで食べるようにしています。

 手術後1か月の間、禁止されているのがアルコールと炭酸飲料です。アルコールが無くても全然平気ですが、炭酸が飲めないのは少々ツライです ^^;) その理由を看護師さんに訊いてみたら、炭酸飲料を飲んだ後に出てくるゲップが鼻の方へ抜けると手術した箇所に悪い影響が出るとのことでした。これから暑くなると炭酸飲料を飲んでスカッとしたい機会がますます増えてきますが、あと1か月はグッと我慢です。