ファットアダプト食事法

 サッカー日本代表サイドバックで、Jリーグ、イタリアセリエAを経て現在はトルコのリーグでプレーしている長友佑都選手の食事法について書かれた本を読みました。食事法やスポーツ栄養学や一般のダイエット食に至るまで、今は「糖質制限」がメインの潮流となっており、一過性のブームではなく、定着しつつあります。この長友選手の本もそう言った糖質制限に関する内容なのかな、と思って読み始めたのですが、ちょっと違っていて、糖質を制限してタンパク質をしっかり摂るのだけれど、脂肪もエネルギー源として積極的に摂り、糖質は全く摂らないとか極限まで制限するのではなく、血糖値の乱高下が起きない範囲で摂取した方がむしろ全く摂らないよりもプレーのパフォーマンスが向上する、という点が単なる糖質制限とは異なっており、なるほどと思いました。そういう食事法により、糖質をふんだんに摂っていた若い頃よりも、30代になった現在の方が身体のキレが良く、集中力が増し、ケガも少なくて絶好調だというので驚きます。

 長友選手は、アスリートの食事法にも詳しいイタリア料理のシェフ(加藤超也氏)を専属で雇っていて、料理はほぼ全てそのシェフに作ってもらっているとのこと。流石に一般人は専属のシェフを雇う財力はありませんが、この本を参考にして私自身の食事を改善しようという気持ちになりました。