お中元

 土曜日は名古屋へ行くつもりは無かったのですが、急遽予定を変更して行くことになりました。用事を済ませ、時間に余裕があったので、お中元の注文をするために駅前のデパートへ行きました。エレベーターでお中元特設会場があるフロアへ行くと、土曜日なので混んでいるいるだろうなと覚悟していたのですが、それほどでもなく、受付で番号札を受け取ってパイプ椅子に腰を下ろすと、ほどなく私の番号が呼ばれました。長い机がL字型に組み合わせてあり、そこにデパートのスタッフが20人ほど(全員が女性スタッフ)が並んでいて、一人の客の申し込みが終わると、次の客が空いた席へ案内されるという方式になっていました。20人ほどのスタッフのうちの誰の所へ行くかは、全くの偶然で客の方で選ぶことは出来ませんし、勿論スタッフの方でも選べません。案内された女性スタッフの前へ行き、ふとその女性を見ると、見覚えのある顔でした。前回(昨年12月のお歳暮)と前々回(昨年夏のお中元)の時も確かこの女性でした。2回までなら「こういう偶然もあるんだな」と思う程度かもしれませんが、3回も続けて同じスタッフなんてことがあるのだろうかと驚きました。その女性は、非常に恰幅が良いというか、ふくよかで、丸い顔に黒縁メガネを掛けたお顔は、小松左京先生に少し似ている気もするし、消しゴム版画で知られていたナンシー関さんにも似ているし、現在の芸人だと安藤なつっぽい感じの人でした。ヘアスタイルも安藤なつに敢えて似せているようにも見えましたが、この髪をチョンマゲにして浴衣を着て外を歩いていたら、きっと名古屋場所のために来ているお相撲さんだと思われるかもしれないなぁ・・・、などと考えているうちに、お中元の申し込み手続きは滞り無く終了し、私は席を立ちました。次(今年のお歳暮)の申し込みの時も、この安藤なつ風のスタッフだったらどうしよう・・・。それは怖いような、少し楽しみのような^^;)