年末の雰囲気

 子供の頃はお正月が特別なものであったのは当然として、社会人になってからもお正月に向けてバタバタと慌ただしく流れ込んでいく日々の中に一種独特のワクワク感が確かに存在していました。しかし年齢を重ねるうちにそういった感覚も薄らいでいき、今年は遂にワクワク感が全く無くなってしまいました。これは個人的な感覚というよりも、私を取り巻く周辺が「日本独特の年末の雰囲気」を失いつつあるからのような気がします。ワクワク感が大き過ぎると、それが過ぎ去った後に残る祭りの後のような喪失感やロス感も大きいので、全面的に悪いわけではありませんが、金曜日になって一週間が終わってホッとするのに似たような感覚さえ無いのはやはり物足りないです。仕事納めを経て、家庭内でのお正月の準備を本格的に始めればそのうちに例年のような雰囲気になっていくといいのだけれど、果たしてどうなるか。