避難所

 台風10号の影響で九州地方は大変なことになっているようです。被害が少しでも小さくなることを願っております。

 テレビのニュースでは避難所の様子が映し出されることがあります。公民館や体育館のような所の床に座ったりしているわけですが、避難所と言えばこういうものしか見たことがなかったので、これが普通なんだと思っていたのですが、どうやらそうではないようで、日本の避難所の環境はかなり劣悪で、難民を保護する施設と同等かそれ以下らしいです。それを判断する基準となるのがスフィア基準というもので、一人当たりに割り当てられる広さ、水源に並ぶ時間の上限、トイレの数など、細かい基準が設けられています。この基準では雑魚寝なんてあり得ないのですが、日本の避難所ではごく当たり前に見られますし、それが普通だと思っておりました。いつ来るとも分からない自然災害に備えて避難所を準備して維持するのはコストが掛かりますが、せめて毎年のように台風が通過して甚大な被害がもたらされる九州地方だけでも取り敢えずはスフィア基準を満たした避難所を作って欲しいものです。いまだに雑魚寝なんて、旧態依然も甚だしいです。