あれから1年

 私が一番好きなミュージシャンである伝説のギタリスト、エディ・ヴァンヘイレンが65歳という若さで急逝したのが昨年の10月6日でした。あれからちょうど1年が経ちました。月日の経つのが早いと感じることは世の中にたくさんありますが、エディの死去はあまりにも衝撃が大きすぎて、まだつい先日のことのように思えて仕方がありません。出来ることなら今日一日は静かに喪に服すか、逆に一日中ヴァン・ヘイレンの曲を聴くかしたかったのですが、週のど真ん中にそんなことをすることはサラリーマンには許されず、今日も普通に働いておりました。帰宅してエディの一周忌に関することをネットで検索してみたところ、ギター雑誌が追悼記事をアップしていたのと、エディのギターのコピーで有名な「寝屋川のヴァン・ヘイレン」こと大阪寝屋川のお好み焼き屋「薩摩」の店主がユーチューブで追悼ライブを行っていたぐらいで、他には特に見当たりませんでした。来年は更に減って、そうやって人々の記憶の中から徐々に消えていってしまうのでしょう。亡くなったことが悲しいのはファンとして当たり前ですが、徐々に忘れられていくこともまた悲しいです。でもまぁ、例えばもっと一般的な認知度が高いマイケル・ジャクソンだとかプリンスだって、他界した直後は大ニュースでしたが、1年後にそれを思い出す人なんて僅かしかいないことを考えれば、そうやって存在感が消えていくのは世の常なのかもしれません。