宇治山田駅

 伊勢神宮参拝を終え、帰りの電車に乗るために宇治山田駅へ行きました。キップを購入してから、お土産屋さんでも覗いてみようかなと思って歩いていくと、伊勢の名産品を販売していた数々の店舗のショーケースにはどれも白い布が掛けられていて誰もおらず、ひっそりと静まりかえっていました。駅構内で営業を続けている売店はファミマと赤福だけになっていました。割と大きめなレストランも姿を消してしまっていて、「無料休憩所」に変わってしまっていました。言うまでもなくコロナの影響なのですが、こういう場所で働いていた人達のことを考えると気の毒でなりません。レストランは飲食店なので給付金の対象となっていたはずですが、そこで貰える金額ではとても賄えきれなかったのでしょう。お土産屋は、そういう給付金が貰えず、客足が途絶えれば店を閉めるしかなかったのでしょう。こういう光景を見ていると何だか悲しくなってしまいます。時代の流れに合わなくなって物が売れなくなったならまだしも、緊急事態宣言や蔓延防止の時期や期間が適切ではなかったためにこういった事態を招いたのは事実で、そうでなければ商売を継続できていたかもしれない、と考えると残念でなりません。ただ、お土産屋に関しては完全に閉店してしまったわけでもなさそうなので、3月21日で蔓延防止が解除され、お花見のシーズンやゴールデンウィーク、GoToトラベルなどを契機に観光客が戻ってくれば商売を再開しそうな感じでしたので、早くそうなることを願っております。

f:id:tsuiteru2772:20220321160852j:plain