『70歳からは大学病院へ行ってはいけない』

 和田秀樹さんの本を読みました。和田さんはこれまでに数百冊(一説によると千冊を超えているかも)の本をお出しになっているそうですが、その中に「これは目を通しておきたいな」と思った本がありましたので購入しました。それは『70歳からは大学病院へ行ってはいけない』というタイトルの新書で、現在うちの父親が大学病院に通っている関係で興味を持ちました。この本では、大学病院における医療の実態とその不合理を様々な観点から痛烈に批判しておりました。実際にそういう問題を抱えた大学病院はああるのでしょうけれど、この本に書かれている例は極端なものが多く、全ての大学病院がそのような問題で溢れかえっているわけではないだろう、というのが率直な感想です。但し、大学病院の医師から言われることを頭から信じて鵜呑みにするのではなく、必要であればかかりつけ医などにセカンドオピニオンを求める等、慎重な姿勢でいることは大事であろうなとは思いました。