航空関係の神様

 近所の神社の境内にメインの神社とは別に幾つかの神社があります。そのうちのひとつが「肇國神社」。私の小学校の同級生に肇(はじめ)君という子がいたので、この神社も「はじめこく」と読むのかと思って調べてみたら正しくは「ちょうこく」でした。この肇国神社は全国的にも珍しく航空関係の神様が祀られています。この神社は戦時中に岐阜陸軍航空整備学校(現在の航空自衛隊岐阜基地)内に創建され、航空技術を学ぶ学生の守り神として手厚く祀られておりましたが、終戦を迎え基地が米軍に摂取される際、神社が取り壊されるのを危惧し、現在の私の近所の神社内へと移されたのでした。その後も航空関係の神様として祀り続けられ、航空関係者や航空関係を目指す人達が参拝しているとのことです。更に、飛行機のように空高く運気が上昇することや、受験合格を祈願して訪れる人もいるようです。私もこの神社がある敷地内のメインの神社の方を参拝した後に必ずこの肇國神社にもお参りします。航空関係者がひっきりなしに参拝に来ているようなことは無く、いつも静寂に包まれ、爽やかな風が吹いているように感じるこの神社の雰囲気が私はとても好きなのでした。