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 先日の日経電子版にマラソンに関する記事が載っていました。総務省が2021年に行った社会生活基本調査のデータによると、過去1年間に1回でもジョギングあるいはマラソンをした男女の割合(競技実施率)の全国平均は11.1%で、前回調査(2016年)よりも1.0ポイント低下したものの2桁を維持しており、コロナ禍の影響等で野球、ゴルフ、水泳が軒並み10%を割ったのとは対照的とのことでした。その記事には都道府県ランキングも載っていて、「過去1年間にジョギング・マラソンをした人の割合」がトップだったのは東京都の15.3%。やはり東京は大会もたくさん開催されているし、皇居の周りや神宮外苑等のジョギングの名所的な場所が多いし、その周辺にはランナーにとって便利な施設(ランナー用の更衣室など)があったりすることも競技実施率が高い要因のようです。2021年はコロナ禍の真っ最中であったにも拘らず、前回調査よりも増えたのは東京都の他には宮城県と鹿児島県の2つのみ。宮城は何となく分かる気がしますが、鹿児島で増えているのはどうしてなんだろうか興味があります。都道府県ランキングを上から順にずっと見ていって、最下位はどこなんだろうと思ったら、何と我が岐阜県でした!頑張れ岐阜!

 過去1年に1回でもジョギングやマラソンをしたことがある人の全国平均が11.1%ということは、10人に1人しか走っていないということです。調査対象が書いてないので分かりませんが、高齢者や赤ちゃんも全て含めての総人口の11.1%なら話はまた別ですけど、そうでないならば相当低い数字だと思います。その裏には、例えば残業時間が長いとか通勤時間が長くて、とてもじゃないけどジョギングしているヒマは無いといった事情があるのかもしれません。逆に、1回でも走ればそれだけで日本の上位1割に入ることができるし、継続することができたなら更に上の上位数パーセントになるだろうから、相対的に健康的なライフスタイルを送ることは意外と簡単なのかもしれません。