ハイボール

 日本においてウイスキーの売上が好調な理由のひとつにハイボールの人気が挙げられます。ウイスキーを炭酸水で割ることにより口当たりを良くして、それまでウイスキーなんて飲まなかった人たちまでも取り込んで消費者層を拡大していきました。私自身はウイスキーは好きであるけれど、ストレートやオンザロック、少量の水を加えるといった飲み方が好みで、ハイボールはあまり好きではありません。炭酸で割って相当薄めてしまうと、そのウイスキーが本来持っている深みのある風味が感じられなくなってしまうからです。しかしながら、ひとつだけ気になるハイボールがありました。それはサントリーの白州というウイスキーハイボールの缶です。定価は1缶600円で、これでも他の一般的なハイボールの缶に比べたら3倍近い価格で、アマゾンだと更に定価の2倍の1缶1,200円ほどで売られています。さすがに1本1,200円は高すぎるので注文する気にはなりませんでした。そんな折、年末に駅前のスーパーの中を何気なく歩いておりましたら、なんと、その白州のハイボール缶が売られているではありませんか!残っているのは6本。本当は6本全部買いたかったのですが、それはいささか良識に欠けると思い、2本を棚に残して4本を買い物カゴへ入れました。しかしレジへ持っていくと「これはお一人様3本までです」と言われて1本は没収されてしまいました。帰宅して飲んでみると、確かにハイボールとしては美味しいのですが、そこまで高額な価格に値するかどうかは人それぞれだと思います。あと、アルコール度数が9%と高めなので、私は1本を飲み切る前に程よく酔っ払ってしまいました。