今週の1杯

 先週行った名古屋駅コンコースにある複数のラーメン屋が集まっているエリアへまた行ってきました。今回は博多ラーメンのお店で、チャーシュー豚骨ラーメンを頂きました。
 食べながら、博多ラーメンにまつわる話を2つほど思い出しました。ひとつは、「本当の博多ラーメンのスープはかなりクセがある(らしい)」ということをあるラジオ番組のパーソナリティーが言っていたことでした。確かに、このお店の豚骨スープは独特の風味(特にニオイ)がありました。全国に流通しているカップ麺の豚骨ラーメンは、そういった個性的な風味の角を取ってマイルドにしたものだったのだなぁ、と初めて知りました。
 もうひとつは、福岡出身の人と話していてラーメンの話題になった際、こちら(愛知とか岐阜)のラーメンには「替え玉(麺の追加)」が無いのに驚いていたことでした。「替え玉かぁ…」と思いつつあらためてメニューに目をやると「替え玉 180円」の文字がありました。もともと麺の量がそれほど多くないので、もう少し食べたいなと思ったものの、博多ラーメンビギナーの私は、替え玉というのは、いつどのようなタイミングで注文するのが正しいのかが分からなく、仮に今から注文して、麺が無くなったドンブリを前にして茹で上がるまで時間を過ごすのも手持無沙汰なので、取り敢えず今回のところは断念しました。
 ちょうど私が食べ終わる頃、隣の席に会社帰り風の50代と思しき男性が腰を下ろしました。その人が注文するのを聞くとはなしに聞いていると、麺の硬さについては「いちばん硬いやつね」とオーダーし、それに対して注文を取りに来た店員が「ハリガネですね」と答えていました。麺の硬さは、硬め、普通、柔らかめから選べます、とメニューには書いてあるのですが、「硬め」は更に何段階かに細分化されているようです。ハリガネというのは、文字通り針金のように硬いのかなぁと興味が湧いてきたので、次に来た時に食べてみようかと思います (^^)