久々の路上ライブ見物


 たまたま早く仕事が終わり、7時過ぎに岐阜へ到着。改札を出て階段を降りたところにある歩道で、以前観たことがある「鳴ル銅鑼」というバンドのボーカルの三輪和也君が路上ライブを行っていました。毎週水曜日に行っているようですが、この時間帯にこの場所を通り掛かることが最近は無かったので、観るのは久しぶり。オーディエンスの数も以前より増えたようで、その場面を私は目撃していないのですが、本日の路上ライブにたくさんの人が来たため、歩行者の通行に支障が出て警察が来たそうです。今回はなんとか最後まで演奏できたのですが、今後は然るべきところに路上ライブを行う旨の申請をして許可された場合のみ演奏を披露することになり、暫くはお休みするのだそうです。

 彼の音楽には、どこか心に引っ掛かって、そのまま通り過ぎるのを許さないような何かがあります。巷で流行っているミュージシャンのきれいにまとまった曲とは対極にあるような、露骨で率直で少しえげつなくてとんがったところに「自由」を感じるのかもしれません。もしかしたらそれは「真の自由奔放さ」ではなく、販売戦略としてのパンクロック的なコンセプトでありスタイルであるのかもしれませんが、普段は「いかにしてお客様に自社の製品を買ってもらうか」というような迎合する姿勢が染み付いてしまっている私にとっては、彼のスタイルが真であろうが偽りであろうが、自分には無いその自由さに羨ましさを感じてしまいます。

 路上ライブは暫くの間お休みとなり、次にこの音楽を聴けるのがいつなのかわからないので、路上で販売しているCD(3曲入り、500円)を購入しました。iPhoneに入れてじっくり聴こうと思います。