苦手なもの

 昼下がりにある女性とお茶をしながらお話をしました。その人は10月に職場の同僚と3人でUSJへ遊びに行ったと言ってました。3人とも初めてのUSJということで予備知識があまり無い上に、日曜日ということもあって大変な混雑ぶりで疲れてしまったそうですが、一番楽しそうに話してくれたのが、レストランでの出来事でした。ちょうどハロウィンの時期だったのでそれに関連した、つまりはホラーっぽいアトラクションが多く、園内のレストランでは「貞子カレー」という期間限定メニューがあったそうです。料理を運んでくるのは貞子に扮したスタッフで、映画と同じような動きでテーブルに近づいてくるのだそうです。カレーは、御飯が井戸の形をした容器に入っていて、その井戸から貞子の髪に見立てたマロニーが伸びているのだそうです。ホラー系が苦手な私は「よくそんなものを食べれるなあ」と驚いたのですが、本人はキャッキャ言いながら楽しそうに話していました。ホラーとか怖い話は、意外と男性よりも女性の方が平気なのかもしれません。私はというと、この記事を書く際に「貞子」とキーボードで入力するだけでもかなりのオゾマシサを感じるほどで、たとえコミカルな演出であったとしてもそういうものは一切受け付けられないので、いつかUSJに行くことがあったとしてもハロウィンシーズンだけは絶対に避けようと固く心に誓いました。