『女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法』

女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法

女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法

 殺人事件によって無期懲役となった囚人と、一般家庭の女子高生(及び弟)との手紙による交流をまとめた本です。はじめはフィクションかと思ったのですが、無期懲役囚の美達大和(みたつやまと)氏は実在の人物で、IQが150もある大変頭が良い人で、獄中にありながらもこれまでに『人を殺すとはどういうことか』等のドキュメンタリーや『牢獄の超人』といった小説も出版しているそうです。
 その囚人と、塀の外で普通に暮らしている女子高生サヤカとその弟がひょんなことから文通することになり、サヤカ達の様々な悩みや相談事に囚人である美達大和氏が答えていきます。相談内容は主に学校の勉強に関するものや人間関係、あるいは体を鍛えるトレーニング方法だったりと、社会人である私にとっても参考となることが少なからずありました。美達氏の他の著書も読んでみたくなりました。