NHKスペシャルで腰痛の最新の治療法を紹介していたので観てみました。それによりますと、腰の痛みであっても、実際に痛みを「感じる」のは脳であり、慢性の腰痛では脳の中の痛みを感じる回路が固定化してしまい、痛みの原因が無くなった後でも痛みを感じるのだそうです。その固定化された回路を正常に戻すために、「腰はもう痛くないんだ」というメッセージが込められた動画を観たり、それでも改善しない場合は、あえて腰を動かして「痛くないんだ」という体験を積み重ねて痛みへの不安を消すというものでした。これにより多くの患者さんが実際に痛みから解放されたのにはたいへん驚きました。
私自身は2年ほど前に自転車に乗っていて車に衝突されてからずっと腰に違和感がありました。と言っても、ひどい痛みではなく、長時間椅子に座ってたりするとピリピリと痛くなる程度で、フルマラソンを完走したりしてますし、大したことはないということは分かっていますが、なかなか痛みが無くならないことに不安を抱いていました。NHKスペシャルで紹介された方法が私の場合にも適用できるかどうかはわかりませんが、参考にはなりました。
そして、こういうふうに脳をコントロールすることによって痛みを解消する方法は、腰痛だけでなく、他にも応用出来そうな気がします。
