裁断機

 厚紙をたくさん切る必要があったので、裁断機を買おうと思いました。昔、学校の先生がプリントを切るのに使っていたような長い刃を上から押さえて切るタイプのもので、Amazonで調べてみたら3,000〜4,000円ぐらいでした。まず地元の老舗文房具屋へ行ったのですが、以前はあったけど現在では取り扱っていないとのことでした。仕方がないので名古屋の東急ハンズまで行ってみたのですがここにも無くて、代わりにPLUSの妙にガッチリした裁断機が置いてありました。これならガンガン切断できそうだわいと思って価格を見たら2万円を超えていました。コピー用紙60枚を一度に裁断できるそうですが、さすがにこれはちょっと高すぎるので断念。さてどうしようか? 定規とカッターを使って1枚ずつ切るしかないか?

プラス 裁断機 コンパクト断裁機 PK-113 裁断幅A4タテ 26-310

プラス 裁断機 コンパクト断裁機 PK-113 裁断幅A4タテ 26-310

 ところで、この高価なPLUSの裁断機はどんな用途で使うのかなと思って調べてみたところ、いわゆる「自炊」用、つまり紙の書籍をばらして、スキャナーで読み込んで電子書籍化するための物らしいです。今はスキャナーも進化していて両面を同時にスキャンできる機種もあり、データの取り込み作業の時間が短縮出来るようですが、電子書籍化するためにこんなアナログ作業を長時間するなんてことは、メンドクサガリ屋の私にはとても出来そうにありません。私などは普通の紙媒体の書籍で充分だと感じるのですが、電子書籍化したものを複製したりするのでしょうかね。自分で電子化して自分で楽しむ分には問題無いのでしょうが、複製するのは違法行為ですし、自炊作業を業者に委託する「自炊代行」に対して作家達が抗議したことが以前ニュースになってました。自炊代行業者のサイトを見てみたら、1冊100円程度で裁断・スキャン・PDF化まで請け負っているようです。こんな価格で電子化されてコピーされたら、ただでさえ売り上げが落ち込んでいる本が益々売れなくなるので、そりゃ作家先生達も抗議するでしょうね。