大河ドラマ

 先日、会社帰りにバーへ行った際、私の後に暫く経ってから入って来た男性客とマスターが落語に関する話を始めて、そういえば新しいNHK大河ドラマは昭和初期の落語界を描いたストーリーらしい、という方向へ展開していきました。何でもビートたけし古今亭志ん生の役で出るとか。あれっ?来年の大河は西郷隆盛の『西郷どん(せごどん)』じゃなかったっけ?と思って調べてみたら、ビートたけしが出る大河ドラマは再来年(2019年)で、落語界の話ではなくて昭和39年の東京オリンピックが開催されるまでの道のりを描いた話らしく、語り役の古今亭志ん生ビートたけしが担当するらしいです。この大河ドラマを2019年に放送して、翌2020年の東京オリンピックへ繋いでいく、という流れのようです。

 来年の大河ドラマの『西郷どん』に関しては、「また幕末かよ」という声もあるようですが、あの時代に起こった出来事を異なる視点で、いろんな角度から見るのはそれはそれで面白いので、個人的には特に不満はありません。
 ただキャスティングは、これでいいのかなぁ?とやや納得いかない気がしないでもありません。西郷隆盛役が鈴木亮平というのは、いくらなんでも西郷隆盛はこんなイケメンじゃなかっただろう!と突っ込みたくなるほど違和感があり、むしろ西郷家に仕える下男役の塚地武雅の方がピッタリくると思うのですが、ドラマを観ていくうちに段々と馴染んでくるものなのでしょう。

 西郷隆盛の妹の西郷琴役は桜庭ななみさん。桜庭さんは数年前に映画『最後の忠臣蔵』以来ほとんど見かけなかったので、もう芸能活動はしていないのかと思っていたのですが、ちゃんとキャリアを積み重ねていたようですね。『最後の忠臣蔵』では演技力はイマイチでしたが、女優としてどのように成長したのかを見るのが楽しみです。

 あと、塚地さんの他にも井戸田さんとか又吉さんといったお笑い芸人がキャスティングされています。こういった芸人さんはとても器用で、演技力もあるとは思うのですが、あまりたくさん出演するのは如何なものか。1人ぐらいならいいけど、3人ともなると大河ドラマらしからぬ雰囲気になってしまいそうな気がします。