再発行

 先日、某・超大手企業から一通の封書が届きました。封筒の表には、重要なお知らせですのですぐに内容を確認してくれ、と書いてありました。この企業は、お菓子などの食品や健康食品などのメーカーで、この会社が販売するサプリメントを何年か前に購入したことがありました。その際の支払いにはクレジットカードを利用したのですが、今回届いたお知らせによると、暫く前にこの企業のサーバーが外部から不正にアクセスされ、顧客のクレジットカード情報が漏洩したので、お手持ちのクレジットカードを再発行してもらってください、とのことでした。
 念のために、過去数か月のカード利用明細を改めて確認しましたが、幸いなことに不正に利用されたような履歴、即ち身に覚えの無い支払いの履歴はありませんでした。しかし、今後、不正に利用される恐れがあるので直ちにカード再発行の手続きを行いました。まず、カード会社の窓口へ電話して、現在のカードを無効にして、新しい番号のカードを発行してもらい、数日後にカードが手元に届いたら、そのカードで支払っている料金(電話料金とか)について個別にカード番号の変更手続きを行いました。この手続きがなかなか手間が掛かって面倒で、やれやれ、勘弁してくれよな、と段々と腹が立ってきて、今回問題となった某・超大手企業の商品は二度と買ってやるもんか、と思ったほどでした ^^;)

 クレジットカードは、一旦無効にすると、二度と元へは戻せません。例えば、カードを紛失して、カード会社の盗難・紛失窓口へ電話してカードを止めると、仮に紛失したと思っていたカードが後からひょっこり出てきたとしても、そのカードを再度有効にすることは出来ません。ですので、カード会社の窓口の担当者(大抵は若い女性のオペレーター)は、そのカードを無効にしても本当によいのかを最後に念を押してきます。

 担当者: この電話が終了すると同時にお客様のカードは使えなくなりが、よろしいですね?
 私: はい。
 担当者: 本当によろしいんですね?
 私: はい。
 担当者: いいんですね?
 私: はい(もぉ、分かったから、さっさと進めてくれよ・・・^^;)

 電話料金とか、保険料とかの定期的な支払いは、銀行口座から引き落とす方法もありますが、専用の書類に必要事項を記入し、銀行届出の印鑑が必要になったりと、申し込み手続きが面倒であるのに対し、クレジットカードならカード番号を伝えたりカードリーダーに通すだけでパッと終わってしまうので便利なのですが、今回のような不正アクセス問題が発生すると厄介だということがよく分かりました。