断捨離

 私の母親は、物を捨てることが出来ずに何でもとっておくタイプの人です。物が無い時代に育ったことも影響しているのかもしれません。例えば、デパートの包装紙なんかも、私だったらビリビリッと破いてゴミ箱へ捨てるか、せいぜい資源分別ゴミとして出すぐらいですが、母はセロテープを綺麗に剥がしてちゃんと折りたたんで保管しておくのでした。お弁当に付いてくる割り箸とか、醤油が入った小袋の未開封のものなんかも捨てずにとっておくのです。一事が万事この調子ですから、ひとつひとつは小さな物であっても長い年月の間に大量にたまることとなり、家の中は物で溢れかえってしまっています。

 こういった状況を、お正月に帰省した仙台に住む妹が見て、これは何とかせねばと思ったようで、先日、はるばる仙台から岐阜へやって来て、3泊ほどして断捨離を決行してくれました。お陰で家の中はだいぶんスッキリして快適な空間になりました。妹よありがとう! 交通費と日当を払うので、またいつか来て欲しい!

 ただ、今回の断捨離で45リットルのゴミ袋にして10個近くのゴミが出たのですが、それを母がひとつひとつ中身を検分して、捨てるべきではない物が入っていないかをチェックしていることでした。そんなことをして、また元の場所へ戻したりしたら、いつまでもたっても片付かないし、仙台からわざわざ来てくれた妹の行為が無駄になってしまうので、やめさせたいのですが・・・