久しぶりの耳鼻科

 風邪による症状は大体がなくなりましたが、咳だけが残りました。市販の感冒薬を服用してみましたが完全には良くなりません。近所のかかりつけの内科へ行くという選択肢もありましたが、名古屋へ出てきたついでに以前通っていたことがある耳鼻咽喉科へいきました。そこへ行くのは2年ぶりで、待合室の中には私よりも前に来た人が3人ほどいました。これならすぐに診てもらえるな、と思ったのですが、なかなか私の順番がやってきません。それどころか、私よりも後から来た人が先に呼ばれて診察室へ入っていきました。これはどしたことだろう?と疑問に思っていると、やがてやっと私が呼ばれました。診察が終わって医療費を支払う際、受付事務の方から、暫く前からネット上で受診申し込みが出来るようになったので宜しければお使いください、と言われて利用方法が印刷された紙を渡されました。この耳鼻科の専用サイトに診察券番号や生年月日を入力して申し込むと現在自分の前に何人いるかが表示され、メールアドレスを登録しておけば、順番が近くなったら連絡して貰うことも出来るようです。患者数は今はまだ多くありませんが、花粉症の季節になると1時間以上待たされることも珍しくないので、こういうサービスができたことはとても良いと思います。

 ところで、何年か前にあるラジオ番組で、風邪をひいたら内科ではなく耳鼻科へ行く人が増えつつある、と言っていました。そもそも普通の風邪は鼻や喉の粘膜に風邪ウイルスが付着して、そこで炎症を起こすことから始まる病気ですから、耳鼻科へ行くというのはよく考えてみれば正しい。今回の耳鼻科の先生も、鼻と喉の状態をチェックしまし、鼻の粘膜が腫れているけれど副鼻腔まで炎症が広がっている様子は無いので抗生物質は必要無いと診断しましたが、普通の内科では喉の腫れの状態は見ても、鼻の中まではチェックしません。こういう点においては、耳鼻科の方が精度の高い治療を受けることが出来そうに思えます。ただ、自分では風邪だと思っても、実は別の疾患であることもあるでしょうから、そうなると内科医の方がより適切な診断が出来そうな気がします。その時の状況で、内科と耳鼻科を使い分けていきたいです。