ランナーズ

 月刊『ランナーズ』の8月号に日産自動車産業医を紹介する記事が載っていました。この産業医は、仕事の能力を高めるのにランニングは不可欠という考えを持ち、メタボなどの問題を抱える社員にランニングを薦めており、その一環として、勤務する事業所の屋上にスロージョギングのコースまで作ってしまったのだそうです。

 ランニングなどの運動が仕事の能力の向上にも役立つという考え自体は決して新しいものではなくて、海外の大企業のCEOがマラソントライアスロンなどのハードなスポーツに親しんでいる例はたくさんあります。今回の『ランナーズ』の記事でひとつ勉強になったのは、この産業医の先生自身は、ランニングの時間を敢えて設けず、通勤で利用する駅と職場、駅と自宅の間の移動時間をランニングに当てていること(いわゆる「通勤ラン」)でした。私なども「時間がない」ことを走らない理由にしてしまうことがありますが、考えてみれば十分な練習時間を確保できる社会人なんてこの現代の日本にはほとんどいなくて、その中で色々と工夫して練習時間を捻出したり、短時間でも効率的な方法をあみだしているのだと思います。「忙しい」とか「時間が無い」なんて言っていたら、定年退職するまで何も出来なくなってしまい、それでは勿体ないので、私も、新型コロナや熱中症などのリスクはありますが、自分なりに工夫してトレーニングを重ねていきたいです。