「信じる」の意味

 ネットの記事で芦田愛菜さんの言葉が紹介されていて印象的でしたので、このブログに記録しておきたいと思います。

 

 「その人のことを信じようと思います」っていう言葉って結構使うと思うんですけど、それってどういう意味なんだろう?っていうのを考えたときに、「その人自身を信じているのではなくて、自分が理想とするその人の人物像みたいなものに期待してしまっている」ことなのかなって感じます。だからこそ人は、裏切られたとか、期待していたのにとか言うけれど、別にそれはその人が裏切ったとか、そういうわけではなくて、「その人の見えなかった部分が見えただけであって、その見えなかった部分が見えたときに、あ!それもその人なんだ」と受け止められる、揺るがない自分がいるというのが、信じられることなのかなって思いました。でも、その揺るがない自分の軸を持つのはすごく難しいじゃないですか。だからこそ人は『信じる』って言葉を口にして、不安な自分がいるからこそ、成功した自分だったりとか、理想の自分にすがりたいんじゃないかなって思いました。信じる=期待。これはもう核心をついている真理だと思う。相手に期待して自分の思い通りにならないことが裏切りなのではない。それをも受け止めてあげる心を持つことが「信じる」という意味の本質なのかもしれない。

 

 芦田愛菜さんは16歳。まだ十代半ばにしてこういう考えを持っていて、それを言葉に出来るのは凄いと思います。学校と家庭だけでなく、芸能界においても色々と経験しているからこそ至った考えなのかもしれません。偉いなぁ。