地下鉄で

 土曜日でしたが用事があったので朝から名古屋へ行きました。途中、名古屋の金山で地下鉄に乗ったのですが、なかなかドアが閉まらずに発車しません。どしたのかと思ってドアのところを見ると3歳ぐらいの男の子の右手が戸袋に引き込まれていました。母親はオロオロしてどうしていいのか分からない様子でした。そんな光景を目にすると私もオロオロしてしまい何も出来ないでいると、1人の若い女性がまずドアが閉まらないように手で押さえました。そして別の女性が男の子の前に跪いて「大丈夫よ」と笑顔で話しかけていました。そうこうするうちに駅員が4人ほど走ってきて、慎重に男の子の手を戸袋から引き抜いて何とか事なきを得ました。それにしても、駅員が来る前にドアを手で押さえたり、男の子を落ち着かせようとした女性たちの咄嗟の行動は素晴らしかったです。こういう時は女性の方が冷静に状況判断してサッと動けるのだなぁと感心してしまいました。男の子は特に怪我も無いようで何よりでした。電車内のアナウンスで「戸袋に手を挟まれないようご注意ください」というのを耳にしたことがありますが、そんな心配はしたことが無かったのですが、子供の小さい手なら狭い隙間に巻き込まれることもあるから注意しなくちゃと認識をあらためました。