ファウスト

 いろいろとやらねばならないことがあるけれど、どうしてもその日のうちにやらなくちゃならないこと以外は、何となく先延ばしにしてしまいがちです。そういう事柄が少しずつ溜まっていくと、段々と心が落ち着かなくなっていきます。この先延ばしにするメンテリティを何とか出来ないものかと思ってネットで調べてみました。先延ばしを克服する方法を解説した動画とかもあったのですが、幾つかの動画やブログを経て、最後に辿り着いたのがゲーテの『ファウスト』の中にある次の一節でした。

 物事を後回しにするのは悪魔と取り引きするに等しい。今日の一日をだらだらと過ごせば明日も同じ繰り返しになる。しかも、明日はそれがますますひどくなる。一つ一つの先延ばしがさらに遅れをもたらし、無駄にした日々を悔やむことでまた時間を無駄にする。あなたは、真剣に生きているだろうか。今この時間を大切にせよ。勇気を持って行動してこそ才能と力と魔法が生まれる。物事を実行して初めて脳が活発に働く。取り掛かるのだ、そうすれば課題は完了する。

 『ファウスト』は読んだことが無くて、教科書に載っていた断片的な知識がある程度だったのですが、ちゃんと読んでみたくなりました。ただ「戯曲」というスタイルが何となく読み難そうで二の足を踏んでしまいます。まずは手塚治虫の『ファウスト』を読んでから原作を読んだ方が理解しやすいかも。